でも私はそんなに正直者でもありません。

2009/02/06

また母が「買物行かない?」とやって来た。
きょうは、「サービス券があるから使おう」と言うので
イオンのショッピングモールまで遠出することになった。
着いてから券を見ると、500円ずつに分かれていて、
3000円のお買物ごとに500円割引と、裏面にあるではないの。
じゃあ、きょうは3000円ずつ買物をしようと提案した。

いつも私は、自分の買物を先に済ませ、一旦レジを通ってから売り場に戻り、
母の買物に付き添うことにしている。
ところがきょうは、レジでひっかかってしまった。
ここのお店は、いろんな売り場がつながっていて、ぜんぶまとめて支払う。
私の買い物カゴには、食品や、日用品や、1,500円の値札のついた財布まで混在していた。
ぼーっと計算が済むのを待っていたら、レジのお姉さんに、
「これ、どうぞ」と、買った財布を先に手渡された。
受け取って、かばんにしまった。
そしてぜんぶの計算が終わり、支払おうと思ったら、
「サービス券は3000円以上のお買物にしか使えません」と言われた。
レジの金額を見ると、2850円と表示されている。
「ふーむ。お財布まで買って、そうなの」と独り言を言ったら、
「えっ!さっきのお財布、もう一度見せてください」と言われ、
ところがお姉さんはここからレジの操作が分からなくなり、レジはエラーになってしまい、電話で別の店員さんを呼び出したものの、誰も手の空いている人がいないらしい…
ようやく駆け込んで来た店員さんが交替し、
何だかよく分からないまま、合計金額は4000円を超え、500円値引きしてくれた。

そうか、そういうことか、と思ったとき、
うわ、母のこと忘れてた!と思い出した。
辺りを見回すと、もう他のレジを通っていた。
買物カゴは、レジのお姉さんが台まで運んでくれたらしい。
慌てて駆け寄ると、サービス券片手に、「これ誰に渡すの?」と母。
ふう、何のためにきょうここまで来たんですか、って話です。
しかも、「じゃあもう一回買いに行こうか?」って、
レシート見たら5,000円も買ってて、もう買うものないでしょうに。

帰り道、車のなかで、私のレジが長くかかったいきさつを話した。
母は、「よかったねえ、店員さんが気づかなかったら、家まで持って帰るところやったね」
と喜んでいるから、尋ねた。
私「ママやったら帰ってから払ってないことに気づいたら、お店までお金持って行くやろね」
母「んー、この足では行けないから、私つらいわ」
私「そうやろね」
母「ひろこだってそうでしょう」
私「そんなこと、ないよ。私は家に帰って気がついて、ラッキ〜〜って思ったわ、ハハハ」
母「・・・・・・(絶句)」