日本酒大すき

2011/08/20

私、ぜんぜんお酒は飲めなかったのに、
あゆみを失って以降、大酒飲みに。
大酒飲んでも、翌日の約束をすっぽ抜かしたことは1度もないので
ま、いっか、と思ってる。

きょう、とても懐かしい日本酒を飲んだ。
あゆみと暮した上新庄にいた頃に
ダンナがお土産にもらってきたお「菊水・ふなくち」。
当時、飲めなかった私が、おいしい!と思ったお酒。

偶然手に入り、きょう、一口ふくんだところで
ぱあーっと、上新庄の家が脳裏に広がった。
あゆみの仕草や、表情も、ぱあーっと広がった。

あることに気づく。
私「父さん、上新庄の家の、床の模様、覚えてる?」
夫「え?覚えてないなあ」
私「私、絵に描けるくらい、覚えてる!」

毎日、終日、あゆみを目で追っていた私は
思えば、床ばかり見ていたのだ。
床を這うあゆみの動きに合わせて。

あんなに、あんなに、しっかり見てたのに
なんで、あの日は守れなかったんだろ・・・
「あんたのせいじゃ、ないよ」って
もう言ってあげてもいいのかなあ、という気が、ちょっとしながら、
いや、いや、完全には解放されたくない
びみょーな「しばり」を糧に生きるワタシが
私の中に、妙に共存している。