さらなる災難

2013/02/16

吐き気止めの座薬をもらって、2日目の朝
母は1週間ぶりに
薄い味噌汁と、1センチ角の絹ごし豆腐3粒を口にした。
そのとき、かすかに「おいしい」と言ったので、
いけるかも!と思った。

思ったとおり
日に日に、一口一口食べられるようになり、
点滴を卒業できた!

私は、自分にできることが見つかったので
毎食、消化の良い、口当たりの良い、バランスの取れた食事を用意した。
意識がしっかりとし、
足取りもしっかりとし、
やっと母の日常が取り戻せた
と思った矢先

今朝、下に降りて行ったら、
玄関から、血?が、点・点・点。
おそるおそるキッチンへ行くと
立っていた母の顔が、血だらけ!

急いで、かかりつけの脳神経外科病院の外科へ。
頭のCTを撮って、傷を縫って
来週から消毒に通うことに・・・

やっと、ものが食べられるようになって、点滴を脱した
と思いきや、次は怪我のための通院。
しかも、かかりつけ脳神経外科病院は、遠い。
さらに、そこは待ち時間が半端でない・・。

母がこけた理由は、
今回、家族の世話になり、手を煩わせたぶん
貢献しなければと、新聞を取りに行くなど、
あれこれ動いて招いた結果。

グリーフ(喪失の悲しみ)を
私は、あゆみの死でしか経験していなかった。
いま、死ではないけれど
両親が、次々と喪失を重ねており
これもグリーフ。

私の場合、人生において、最大級のグリーフが最初にきたため
うろたえた分
父のグリーフも、母のグリーフも、
耐えられる!と自分に言い聞かせるのだが
さすがに体力に嘘はつけない。

なんで、わが家、バチが当たったように
不幸続きなのだろう・・