大切な話は丁寧に話すと決めている

2015/12/13

親しい小児科の先生から頼まれ
ある大学の、教育学部の授業をした。

話すのは
あゆみのことと、私のことと、ダイキのことと、
お母さんから許可をもらった、Sちゃんのことと、T君のことで、
グリーフや死別に関する理論をまじえて準備した。
準備にはいつも時間をかけて、臨む。

それは、亡くなった「たいせつな子」たちの話だから。
お母さんから、特別に許可してもらって、話させてもらうから。

それなのに、大学の授業の大教室では
大抵、私語が止まらず、ざわざわしている。

静かにしてくださいー
話すのやめてくださいー

何度言っても、しゃべっている人には、聞こえていないのだから
話すのやめない。(繰り返しますが、教育学部です)
もちろん、真剣に聞いてくれている人はいるわけで、
きっぱりと、でっかい声で言った。

「今しゃべってる人、寝てください。起こしませんから」

そうして、黙る人と、突っ伏して寝る人とに分かれ
落ち着いて、静かに話すことができた。

見学に来ていた、ある団体の女性が
「坂下さんが、静かにしてくださいと、何度も言うのを見てて
オラ〜 静かにせんかあ!って、ぶち切れそうになりました」
と言ってくれた。
「だって、たいせつなお子さんたちのお話しですから」
とも言ってくれた。

同じ感覚をもつ人と、時空間を共有していることに気付くとき
心地よくて、しあわせな気持ちに満たされる。