もっともっと話したかった懐かしさ

2018/09/21

JR福知山線列車事故現場の、整備がようやく整い
「祈りの杜」としてお披露目された。

まず、ご遺族や被害に遭われた方々がご覧になったあと
私もお招きをいただいた。
説明を聞きながら進んでいくと、前を行く人が
作家の柳田邦男さんと気づき、挨拶した。

数年前にお会いした時、「山下さん」と呼ばれたので
私の苗字、なかなか覚えてもらえないなあ…
と思って、遠慮するようになっていた。

きょう、「お名前間違えて、ごめんなさいね」
と言ってくださり、びっくり。
もっとびっくりしたのは、
「もう20年になりますか」。

おっきい声で「そうなんです!」と言ってしまう。
おっきい声で言うような、「いいこと」ではないけれど
あゆみのことを覚えてくれている人がいることは
「いいこと」で、嬉しいこと。

でも、ここは、
思い出話に花を咲かせるような場ではない。
互いに、事故に遭われた方を想い、訪ねているので
ほんの短い挨拶にとどめた。

山下さんとは、山下京子さんのこと。(神戸少年犯罪の)
娘の彩花ちゃんがあの被害に遭わなければ
京子さんも、がんにならなかったかも知れない…

亡くなる少し前、電話でお話ししたとき
最後に言われた言葉、忘れない。
「あー、役に立ちたいね」

私はあとどれくらい、誰かの役に立てるだろう。