第2回こどもの死とグリーフケアを考える交流講座

2016/08/21

子どもの看取りや家族へのグリーフケアの充実を目的とする講座を行います。
子どもの重病の、最初から最期までを経験した保護者だからお伝えできることがあると考えました。テーマを変化させながら発展的に隔月で実施していきます。
ぜひお越しくださいませ。

第2回 「わが子の生命を脅かす病との闘い」
内容
子どもの生命を脅かす深刻な病気は、つらい告知に始まり過酷な闘病へと突入していきます。このやり場のない道のりを、患者・家族と共に歩み、共に闘ってくれた医療スタッフの姿を振り返りながら、救いに思えた行動、強く支えられた言葉などを中心にお伝えし、ご質問にお答えします。

発表者 「小さないのち」の会員有志
Aさん 先天性心疾患でお子さん(0才)を亡くされたお母さん
Bさん 急性骨髄性白血病でお子さん(1才)を亡くされたお母さん

対象者 医療従事者、こころのケアの専門職

日時 2016年9月11日(日)10:45〜13:00予定  開場10:30
場所 関西学院大学梅田キャンバス 1406室  茶屋町アプローズタワー14階
募集 40人(要予約)

参加費 「小さないのち(子どもを亡くした家族の会)」の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。

申し込み・問い合わせ 会代表 坂下 裕子

主催 こども遺族の会「小さないのち」

Aさんのお話の概要

先天性心疾患の子供を出産して、母子離れての生活が始まりましたが、
看護師さんの関わり、そして24時間面会可能という病院の規則によって、
確かに私は出産をしてその子が存在していること、
そして育児をしている実感を持つことができました。
そして、患児だけでなく父親やお姉ちゃんも対象に看護をしてくださり、
今と言う時間を大切に関わってくれた看護や、璃音の病気ではなく、
病気を持っている璃音に関心を持ってくれた医師や看護師の姿勢に
支えられました。その具体と、そして今後の医療・看護への希望を
お話したいと思います。

Bさんのお話しの概要

白血病という病気を受容し「かならず治す」という強い思いで闘病生活が
始まりました。
1歳の次男は何も理解できないまま、辛い副作用に耐え頑張っていました。
制限だらけの生活の中でも次男にはできるだけ「ふつう」を感じてほしい。
闘病生活を日常に近づけるために医療者の方から受けた援助。
そして容態が悪化していく中で支えになった援助、納得いかない対応について
お話しさせて頂きたいと思います。
容態が悪化していく中で支えになった援助は今の私をも支えてくれています。