終了しました グリーフケア交流講座-第2期

2023/08/12

【対象】看護師・グリーフケアに関心のある医療従事者

※今期まで看護師さんの関わりを重点的にしています。

来季以降は医師と看護師、同じくらいにする予定です。

【目的】臨床に役立てていただくためのグリーフケア講座です

【特徴】グリーフやグリーフケアの理論に基づいて進めますが、

理論は最小限にとどめ、患者・家族の闘病中~ターミナル期の

実際の体験例を最大限に取り入れます。

・その時してもらって良かったこと

・後々、良かったと考えるにいたったこと

・心に残っている言動 温かく感じたかかわり

・こうしてくれたらさらに良かったと思えること等を

理由も含め具体的にフィードバックすることを重点的に行います。

また、情報提供者との質疑応答だけでなく、

参加者同士(医療者と体験者たち)でも意見交換します。

 

【日程】2023年 9/10(日) 10/8(日) 11/12(日) 12/10(日)

4回コースですが毎回完結型です。

講座:10時~12時ごろ

ブレイクアウトルーム:12時すぎ~1時間程度(有志)

 

【方法】Zoomミーティング

※参加できない回は録画を視聴できます。

 

【参加費】寄付 詳しくはお問合せください

【申込み・お問い合わせ】メールで坂下まで s-ayumi@pop21.odn.ne.jp 

タイトルに「グリーフケア」か「交流講座」を含んでください

 

【概要】

1回目

1.概論 家族が求めるグリーフケアとは?

「ウォーデンの喪の課題」を通して考える

2.その多様性を、複数の当事者が体験をもとに情報提供

3.全体で意見交換

4.ブレイクアウトルームで医療者と遺族は分かれ、クールダウン

補足
ウォーデンは、遺族にとっての4つの課題を示しています。
今回はその1つめを扱います。
「喪失の事実を受け入れる」です。
死の受容は、医療の枠組みに収まるものではないので
特に、医療者の皆さんと共有することとして
もっと手前から始まる「受け入れる」に、
・病名を知らされるとき
・治療の限界を知らされるとき
・余命を知らされるときといった局面があります。
10人くらいの体験者から
どの時、どう大変で、どんな配慮を感じたか
あるいは必要と感じたか?
といった体験的情報を中心に進めようと思います。
死別後の道のりは、確実に
受けた医療の質、医療者の配慮に底支えされていくからです。
医療者の皆さんからの発言もしやすいよう心がけます。

※2回目からは、1人の当事者が50分程度の体験発表

多様性を重視するため複数の当事者からもコメント

質疑応答後は全体で意見交換

12時に休憩を挟み、ブレイクアウトルームに分かれてクールダウン

【2回目】

18才男子とその家族が経験した闘病から看取りを通して

病院と在宅医療の場面を含め、

この年頃のお子さんに特化したニーズと配慮を中心に

発表していただきます。

【3回目】

幼児の救急からPICUを経た看取り、退院後も続く家族ケア

【4回目】

NICUでの闘病~看取り、病院が行う遺族会