【7月】20周年記念行事「体験者が考えるグリーフケア」

2019/06/20

※7月14日中にお申込みいただいた方はお席ご用意いたします。

「小さないのち」は、全員が子どもを亡くした家族で構成している自助グループです。
発足から二十年が過ぎました。この節目の年に下記の記念行事を行います。
同様のお立場の方や、重病の子どもに関わる専門職の方、グリーフケアに関心がある方に聴いていただけますと有り難く存じます。

◆プログラム

1.基調講演 坂口幸弘氏 関西学院大学人間福祉学部教授 「子どもを亡くした家族へのグリーフケア」(仮称)

2.「小さないのち」の20年を振り返り 坂下裕子

3.体験発表 当会の会員3人(母親2人と姉)

【発表の概要】

基調講演は、グリーフ研究の第一人者です。子どもを亡くした家族のグリーフ、その家族へのグリーフケアについて、わかりやすい解説をお願いしています。

発表1「次女の死 長女への想い そして今」

次女は、先天性心疾患で誕生しました。誕生してから一度も自宅に帰る事無く、病院で亡くなりました。妹の誕生を楽しみにしていた長女への想い、入院中、そして退院後に受けた医療・看護に対して私が感じたこと、嬉しかったこと、そして後悔についてお話をしたいと思います。

発表2「大切な妹との思い出」

小学校1年生の時に、妹が産まれました。妹が病気だと分かった時は、とてもショックだったけど、何か少しでも妹の応援がしたいと思いました。こう思えたのも、家族全員で妹を助けようとしていると感じられたからです。医師や看護師さんにも優しくされたことも嬉しかったです。姉として当時感じたこと、嬉しかったこと、してほしかったことをお話ししたいと思います。

発表3「度重なる悲しみへの病院の優しさ」

2歳だった長女は脳腫瘍で亡くなり、後に生まれた長男は3年生の時に不慮の事故で亡くなりました。夫は複雑性悲嘆に陥りましたが、持病のある次女の主治医は、悲しみと困難を抱えるわが家に寄り添い、支え続けてくださっています。子どもを相次いで亡くした家庭で、その後両親と子どもがどのように医療の中で見守られてきたか、お話しします。

◆日時 2019年7月15日(海の日)13:30~16:30 開場13:15

◆場所 関西学院大学梅田キャンパス1405室 (茶屋町アプローズタワー14階)

◆対象 医療従事者およびグリーフケアに関心のある人

◆定員 80人(要予約)

◆参加費 小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。

◆申し込み・問い合わせ

下記アドレス

会代表 坂下裕子(さかした ひろこ)まで

Mailtos-ayumi@pop21.odn.ne.jp

主 催 こども遺族の会「小さないのち」