【11月】20周年記念行事-3 「体験者が考えるグリーフケア」

2019/10/26

◆日時 2019年11月23日(勤労感謝の日)13:30~16:30 開場13:00

◆場所 関西学院大学 梅田キャンパス 1405室 (茶屋町アプローズタワー14階)

◆プログラム

・基調講演 神田 美子 氏 京大病院「にこにこトマト」元代表

・「小さないのち」の20年を振り返り 坂下 裕子

・3人の母親による体験発表

・会場との意見交換

基調講演概要 「きょう楽しいことが明日の元気」

にこにこトマトは、京都大学付属病院小児病棟のボランティアグループ。神田氏は、発足時から20年間代表を務め、病棟のプレイルームで重病の子どもたちと過ごされました。親や医療スタッフの知らない一面や、「病気でもいっぱい遊びたい」と思っている子どもたちの様子、病児からの頼まれ事などさまざまなエピソードを交えて、しんどくても最期まで遊びに来てくれた子どもたちのお話です。子どもの本質が見えるお話になると思います。

発表1概要 「産科とNICUにおける双子との別れ」

管理入院中に1人を失い、さらにもう1人をNICUで失いました。「突然の死」や「多重喪失」はグリーフに強い影響を与えるとされています。そんな中でも助けになり納得や感謝をしたことがあります。不満や自責を残したこともあります。一つひとつの出来事をどう受け取りどう解釈していったか、根拠を明確にするとともに、個別性と普遍性の両方を押さえながらお伝えしたいと思います。

発表2概要 「同じ病気をもって生まれた兄と弟」

心臓に重い病気をもって生まれた長男の闘病と立ち向かい、看取ったのちに同じ病気をもつ次男の出産に臨み、手術を乗り越えた現在までの体験談です。「未知の不安」と「再度の恐怖」を、医療スタッフの皆さんにどのように助けられ支えられてきたか、あるいはどんな点に不足を感じたか、2つの病院で経験した相違点などをお伝えします。

発表3概要 「発症から在宅で看取るまでの道のり」仮称

頭痛とおう吐に苦しみ、ようやく明らかになった病名は脳腫瘍グリオーマ。入院当日に意識不明となり、手術後には植物状態に。混乱する家族への病院の医師・看護師・MSW、在宅医・訪問看護師・PT・STによるさまざまなケアや支援を振り返ります。特に、子どものへの告知のあり方、在宅医療を勧める際の言葉の行き違い、病気の進行に伴う家族の変化などを詳しくお伝えします。

◆対象 医療従事者およびグリーフケアに関心のある人

◆定員 80人(要予約)

◆参加費 小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。

◆申し込み・問い合わせ

下記アドレス

会代表 坂下裕子(さかした ひろこ)まで

Mailtos-ayumi@pop21.odn.ne.jp

主 催 こども遺族の会「小さないのち」