【3月】20周年記念行事-4(最終回)「体験者が考えるグリーフケア」

2020/01/30
◆日時 2020年3月15日(日)13:30~16:30 開場13:00

◆場所 関西学院大学 梅田キャンパス 1004室 (茶屋町アプローズタワー10階)

◆プログラム

1.基調講演 田村 恵子氏 京都大学大学院医学研究科教授

遺族が抱えるスピリチュアルな苦悩について緩和ケアの視点から
お話ししていただく予定です。
※詳細、下記に決まりました。

演題「愛する人を見送ること その先を生きること」
 人間として生きていれば必ず訪れるのが愛する人との別れですが、
その体験は非常に衝撃的な出来事であり、自分の一部を失ったように感じることも
少なくありません。こうした体験はグリーフと呼ばれ、遺された人であれば誰しも
体験し得る正常な反応であると言われています。
グリーフワークとは死別により崩壊した世界を学び直すプロセスであり、さらには
遺された人自身が自分について学び直すプロセスであるとも言われています。
本講演では、このような人としての苦悩について理解を深めるともに、遺された人
がそれを機に何を学び、どう生きていくのかについて共に考えたいと思います。

2.「小さないのち」の20年を振り返り 坂下 裕子

3.会員による体験発表

【体験発表1】
出生直後から母子分離せざるを得ず、脳性麻痺となって健常な赤ちゃんのようには反応
できない我が子。誕生から旅立ちまで、大樹の人生は医療と共にありました。面会制限
や感染予防のため、生きているうちに会えた人は医療スタッフがほぼすべて。私たち家
族も医療の介入を受ける生活が始まりました。先の見えない不安な将来を前に、1) 絶
望的な状況の心境を理解してくれること、2) 精神的に追い詰められていく中で親の希
望をくみ取りながら、できる限り要望に沿ってくれること、3) 反応できなくても息子
を尊重し大切に対応してくれることに喜び、悲しんでいました。重度の心身障害で医療
的ケア児の我が子の一生を振り返り、向き合った課題をお話しいたします。

【体験発表2】                                                                                       40度の熱が続き、徐々にぐったりしていく次女。最終的に下された診断はEBウイルス                                                       関連リンパ増殖性疾患でした。幸い、早い段階で専門病院へ転院させてもらえましたが、                                                      ステロイド、抗がん剤治療、3度にわたる移植、どの治療も先手を打ってしていただいた                                                      にもかかわらず、効果むなしく天国へと旅立ってしまいました。いのちを守ることはで                                                       きませんでしたが、治療、次女に対する先生方・コメディカルの方々の対応、また、                                                        家族のフォローや幼い姉が病状を理解するためのフォローに関しても、感謝しかありまり                                                      せん。長い長いベッドの上だけでの生活の中で、次女や私たち家族にしていただいたこと、                                                     私たちが感じたことをお話しさせていただきます。

【体験発表3】
娘を襲った病気は悪性リンパ腫でした。「85%治る」と言われていたにもかかわらず、                                                     15%の中に入ってしまいました。私にとって最も過酷だったのは、再発が告げられた                                                        ときでした。初発、再再発のとき以上に。そして再再発してからは一度も病院に行っ                                                        ていません。私どもが今、まだなんとか過ごせているのは、あの緩和ケアの時間が                                                         あったからです。小児の緩和ケアはとても重要な医療です。積極的な治療ではない、                                                        けれども決して絶望の治療でもありません。医師、病院の看護師、訪問の看護師、                                                         ソーシャルワーカー、チャプラン(宗教者)、それぞれの医療スタッフが、娘と私                                                         たち家族にどのように関わってくださったか、その時どきに感じたこと、考えたこと                                                        を振り返ります。

4.会場との意見交換

◆対象 医療従事者およびグリーフケアに関心のある人

◆募集 80人(要予約)

◆参加費 小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として

一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。

◆申し込み・問い合わせ 『こちら』の入力フォーム 又は、下記アドレス

会代表 坂下裕子(さかした ひろこ)まで Mailtos-ayumi@pop21.odn.ne.jp

主 催 こども遺族の会「小さないのち」