第5回 こどもの死とグリーフケアについて考える交流講座
2017/02/17グリーフケアを遺族ケアと考える医療従事者が少なくありませんが、小児の家族の多くは、あくまでそれはグリーフケアの一部だと考えます。そこで「当事者にとってのグリーフケア」とは何かを検討しています。テーマを変化させながら隔月で実施しておりますので是非お越しくださいませ。
第5回 同じ病気をもって生まれた兄と弟
内容
心臓に重い病気をもって生まれた長男の闘病と立ち向かい、看取ったのちに、同じ病気をもつ次男の出産に臨み、手術を乗り越えた現在までの体験談です。未知の恐怖と再度の恐怖を、医療スタッフの皆さんにどのように助けられ支えられてきたか。あるいはどんな点に不足や不満を感じてきたかを、詳細にお伝えします。
長男との頑張りとその死を受け止めるまでを「前編」とし、次の妊娠や出産そして次男との頑張りを「後編」として第5回と第6回の2度に分けてお届けします。当日は、質疑応答および参加者同士の情報交換を充実させるようにします。
発表者 「小さないのち」の会員
完全型心内膜床欠損症で長男(0才)を看取り、同じ病気の次男(2才)
を育てているお母さんです
対象者 医療従事者
日時 2017年3月12日(日)10:45〜13:00 開場10:30
場所 関西学院大学梅田キャンバス1406室 茶屋町アプローズタワー14階
定員 40人(要予約)
参加費 小さないのち(子どもを亡くした家族の会)の運営への支援として
一口500円の寄付を3口(1500円)以上でお願いいたします。
申し込み・問い合わせ
お申込みの際、お名前・職種・所属を明記してくださるようお願いいたします。
小さないのち代表 坂下裕子
主 催 こども遺族の会「小さないのち」http://www.chiisanainochi.org/
発表者から聴いてくださる皆さまへ(抄録にかえて)
この度は、この様な場でお話する機会を与えて頂きました。
「小さないのち」にはとてもお世話になり感謝の気持ちでいっぱいなので、
「やります!」とすぐ返事をしたものの、人前で話すのは緊張するし、何よりも、
長男への悲しみを、心の奥に何とかしまい込みながら生活している今、
当時の出来事を強く思い出す作業は大丈夫だろうかと不安にもなりました。
ですが、長男の事が少しでも何かのお役に立てれば幸いだと思っております。
何度も手が止まり、涙が出ましたが、なんとか書くことが出来ました。
長男の闘病と看取り、その後同じ病気を持って産まれてきた次男の闘病の体験談を、
2回に分けてお話したいと思います。 どうぞよろしくお願いします。