家族にとってのグリーフケア
家族にとってのグリーフケア
医療の現場から考える
- 定価:1,800円+税
- 四六判
- 本文:240ページ
- 発行:彩流社
当会が行ってきた「子どもの死とグリーフケアについて考える」交流講座が本になりました。
※この本は、価格の2割が運営費になります。ご注文はこちらのメールフォームからご連絡下さい。
内容のご紹介
目次
- 第一章 病児の母として看護師として教員として
- 第二章 最後まで生きると信じた白血病との闘い
- 第三章 わが子への迫られる決断と永遠の葛藤
- 第四章 同じ病気をもって生まれた兄と弟
- 第五章 私の大切な妹の誕生そして死
- 第六章 双子との別れと病院でのグリーフケア
- 「小さないのち」にかかわって
――余谷暢之(国立成育医療研究センター総合診療部緩和ケア科診療部長)
子どもを亡くした家族にとって、グリーフケア(喪失に伴うさまざまな反応)とはどのようなものか。医療現場の実際のやりとりから、遺族の心のありようを考える本。
グリーフケアについては、大半の医療者は「遺族ケア」(=死後のケア)と考えがちだが、当事者(家族)たちにとっては、闘病中の患者と家族のためにしてくれた人間的な配慮の数々や、手を尽くしてくれた医療行為そのものによって、死別後の悲嘆が底支えされているものと捉えられている。
本書は、自身が子どもを亡くした経験から、遺族と医療者をむすぶ会を主催している著者が、体験者と共に開催した講座の記録である。