あり得ない人は一杯いる

2016/11/10

「カキ棒」のつづき。その3

収まりどころがよくないから、
お店に電話した。近所のスーパー。

やっぱり最初に電話に出た人は
はあ〜?と言った。
それから売り場の責任者に繋いでくれた。

「買ったカキに鉄の棒が入ってたんです」
と言う私の言葉を聞くなり
「すみませんでした。ご迷惑おかけしました」
と謝り、一応終わり。

えっ?終わりかい。それだけかい。

私、「どんな迷惑ですか?」と尋ねた。
責任者という男、何も言えない。
だって、そうでしょう。私が迷惑だと思っていることは、
棒そのものではなく
ダンナとダイキからぼろくそ言われたことだもの。

まあ、聞かれなくても言いますけど
「食わせるなよ」とか「普通じゃない」とか言われた
「このいきさつを聞いてからでしょ?迷惑かけたと言えるのは」
と突きつけたら、
「あ、はい。すみません」
とまた謝るのだけど、私が言いたいのは、これだけじゃない。

そういう商品が入ってくるかもしれない、ということを
知らされていたか、どうか、尋ねた。
知らなかったと言う。

やっぱり。
あの「まさかカキに入ってたとは〜」の業者だから。

「生産者も販売店も、食品の管理をよくしてほしいです」
と言いながら、もういいか、と思ったとき、
その責任者、くすぶりかけていた私の火種に、油を注いだ。

「私はクレームは聞きますが、返金の担当は別なんです」
と、いきなり、淡々と言う。

「わたしの話はクレームですか?」
(クレーマー扱いなんだあ)
「わたし返金の話ぜんぜんしてませんよね?」

このあと、副店長という人に電話は回された。
私「どなたも現物を見ようとはしないんですね」
と尋ねると、「では回収に行きます」ということになり、
副店長、家にやってきた。

棒を渡すと
代金を渡され、
「レシートは…」と言われたので
レシートは、なくしてしまったため
お金も返した。

収まりどころが良くなったとは、思わないが
もう終わりにしよう。
結局、私の話をよーく聴いてくれる人は、いなかった。
私は、人の話をよく聴ける人間にならないと。