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2020/11/30
そのとき本当に親になれた というお話
ある緩和ケア医が、 子どもが亡くなりゆくとき、親「だけ」が言う言葉がある という話をよくしている。 それは、「代われるものなら代わってやりたい」。 まったく、そう。 子どもが亡くなるとなれば、(ほぼ)すべての親が そう思うだ…
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2020/11/29
頑張れる遺族だけが頑張ればいい
白杖の人が、プラットホームから転落して亡くなった。 何といたましい。 このニュースを見て、 ホーム柵、大事だなあと誰でも思う。 私が出会ったご遺族も、 家族が(目は不自由でないが)ホームから転落して亡くなった。 ホームに柵が…
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2020/11/28
人知れず影で人を支える仕事
ある鉄道会社での出来事。 知人が、不機嫌気味に言った。 「先日友人が、駅で身を投げようとしている人と遭遇し、 駅員さんも交えて、思いとどまってもらえた。 でも駅での介入はそこまでだったらしく、 結局その鉄道会社は、自社内でしなければよく、 すぐ…
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2020/11/27
本人の言葉を待って考えに沿っていこう
昨日のつづき。 昨日書いたお母さんは、亡くなったお子さんのことを 「この子はもう苦しくないかな?」 と言ったのなら、 「ええ、苦しくないと思います」 は、言ってもいいように思う。 お母さんの言葉は、そう言っているようなものだ…
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2020/11/26
他人の「思い込み配慮」が苦しめるとき
ある会議の帰りに、その会議に出席していた男性から 相談を受けて、しばし考えた。 その人は、葬儀社の人。 もう何年も前に携わった、お子さんのお葬式で お子さんのお母さんから尋ねられた。 この子はもう苦しくないか。 親は心配だろ…
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2020/11/25
自分に「向いている」ことを再確認
参加した研修で、「喪失」の図を書いた。 当会でも、子どもとの死別を図で示すワークをするが 今回受けた研修は、生きてきた中での喪失。 当然私の場合は、子どもの死がズドンと落ちるときだ。 中央に横棒を引くことから始めた。 この線が「普…
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2020/11/24
お坊さんのお世話になっていた頃
京都で、お坊さんたちが遺族支援の研修を行うようで 招いていただくことに。 私の話は、あゆみが亡くなった頃のことと、 住職さんによくしてもらったことを中心にまとめた。 お通夜も告別式も「こんなはずではなかった」 …
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2020/11/23
3日前のつづき(生まれ変わったわが子)
3日前に書いた、「生まれ変わっているわが子」のつづき。 ちょっと勘違いして書いていた。 途中からテレビを見ていたので。 前世のおかあさんのことを言い始めたわが子(幼児)のことを そのおかあさんに教えてあげようと思って、母は出かけた …
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2020/11/22
会報で書いたことを日記でさらに考えた
きょう会報を書いていて、 これまでに、心に響いた言葉を思い返して書いたのだけど、 傷ついた言葉にも少し触れた。それは、 この会を創った頃、「それって傷のなめ合いですよね」 と言われたこと。 自分も、仲間も、けなされたみたいな気がしたから。 &n…
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2020/11/21
もっとZoomに感謝して愛用しないと
20年以上この会を運営してきて、今年3月、 初めて決断に迫られた「大阪のつどい」の中止だったが 12月5日の「東京のつどい」も中止に追い込まれてしまった。 参加予定だった皆さんに連絡しないと。 普段は、一人でも来られるなら私は行く。 …