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2013/01/31
今わが家は最悪なり
さらなる悲劇、それは 父が救急搬送された病院から指示された 「前あき肌着を持って来てください」 に始まった。 前あきの肌着など、今どき普通の肌着売り場にはない。 常備しているのは、介護用品の専門店。 看護師さんがそう教えてくれれば良いのに 母は、張りきって探しに出かけ 探してい…
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2013/01/28
今わが家はピンチなり
母がゆくえ知れずになることは、度々あり 一体どういう経路を辿っているのか 夜遅くに帰り着くことが、ちょくちょくある。 お墓参りに行っていたり、デパートに行っていたりと。 夜9時までお墓に参ることはないだろうし デパートも夜の9時を過ぎては、開いてない。 10時になって戻って来る…
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2013/01/20
人が亡くなるタイミング
つどいの自己紹介で、私は近況をお話しする。 当初は、あゆみが亡くなったいきさつを話していた。 その後は、あゆみがいない寂しさを話していた。 さらに年数が経って、近況、というのは あゆみのことを話し尽くしたから、というわけではなく 近況の中に、つまり日々の、さまざまな営みの中に、…
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2013/01/17
生きている子も 死んだ子も
毎年、あゆみの誕生日に、花を贈ってくれる義姉。 義姉というのは、いわゆる小姑(こじゅうとめ)で、 一般的には、けむたい存在。 けれど私は、小姑に恵まれたと思っている。 (姑とは、上手くいっているとは、とても言えないけれど・・) あゆみは、ものすごく人見知りだったのに、 義姉にだ…
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2013/01/15
今年も迎えた誕生日
今年も、あゆみの誕生日を迎えた。 もう年が増えすぎて、よく分からなくなりそうだが 16才、高校1年生。 相変わらず、ケーキを買おうとしない私。 毎年、ダンナが買って持ち帰るのに、 今年は、私を車に乗せて買いに行くことに。 「お誕生日用ですか?」と尋ねられ、 2人同時に、「はい」…
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2013/01/08
やっとこさ年賀状
昨年暮れに ものすごく久しぶりにできたこと、それは、 年賀状を、ほぼ年内に送り出せたこと。 ここ10年以上 年賀状を出す気に、なかなかなれず だからといって、くださった方への非礼も考え、 いただいた方へのみ、送らせていただいていた。 この方法 ずいぶんと、くださる方を減らしてし…
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2013/01/04
あゆみのことを知っているような瞳
甥のところに誕生した赤ちゃん どうにか涙せずに、抱っこすることができた。 涙が込み上げないよう あまり凝視しないようにしよう と自分に言い聞かせて、臨む。 ところが、そうはいかない! 赤ちゃんのほうは、凝視・凝視・凝視。 そうだった。 赤ちゃんって、遠慮も、恐れもなく じーっと…
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2013/01/01
新しい親族
坂下一族にとって、あゆみは、40年ぶりの女の子だったので みんなが大喜びしたものだった。 なのに、あゆみは、すぐにいなくなってしまい その後、身内の誕生はずっとなかった。 昨秋、甥の家に子どもが生まれ 男の子だった。 実は、私はまだ会っていない。 忙しかったからだが、 先日、ダ…