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2016/04/29
生きていてくれた
がんで入院していたとき 抗がん剤をしている人は、みんな、バンダナや帽子で 毛のない頭を覆っていた。 そんな病棟で、一人だけ、平気でハゲ頭のまま過ごす人がいた。 いさぎよいじゃない。 すぐ仲良くなった。 私よりも若く、私よりずっと病状の良くない女性だった。 なのに、あっけらかんと…
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2016/04/29
ご近所づきあいが必要になるとき
テレビで、ゆとり教育世代を揶揄していた。 上司が親睦を考えて、飲みに行こう、と誘うと 「それって強制っすか?」と尋ねるのだと。 個を重視することから、勤務外までプライベートな時間を削ることに 抵抗を感じるのだという。 ふう。と思ってから、きょうも町会費を集めに回った。 新築の家…
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2016/04/26
称賛を得たいとは
自分の心のケアのために 森林と、清流と、できれば滝もあるところへ出かける と書いたが もっとたまーに行くのは、カウンセリング。 私のカウンセラーは、心理士さんではなく作家さん。 「小さないのち」のほかに、いくつ活動を引き受けているだろう… 小さないのちは、何があっても、やめない…
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2016/04/24
とっさにとるといい「つぶやき」ポーズ
気分を良くしようと思うとき 自然の中に身を置くことにしている。 きょうも、森林・川・滝の三拍子そろっている某所へ。 近くに温泉施設まであり、 ひとっ風呂あびることに。 なんと大浴場は、私一人。貸し切り状態だった。 すっかりいい気分になって出てきたら ロビーに、怒り声が響いていた…
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2016/04/22
かけがえのない同級生
昨日、「亡き子の友人」について書いたが、 子どもを亡くした親が言うことで 賛否が両極端に分かれることが、いくつかある。 その一つが、同い年の子の弔問。 お通夜、告別式、その後のお参りで 亡くなった子と同い年の子が訪れることを 「何より嬉しかった」と語る人と、 その真逆のことを語…
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2016/04/21
亡き子の友人のために
死別の悲しみを、ずっともっている という話が出た。 私の授業では、そういう話をしてくれる人がいる。 若い女性だから、お父さんかお母さんをまず連想するが 同級生だった。 力になれなかったと、強く自責する人は、 ほんとうに優しい。 さらに胸を打ったのは 亡くなった女の子の、お母さん…
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2016/04/18
いきなり「オボウサンデス」
地下鉄のプラットホームに、 小さくたたんだ自転車が置かれていた。 うわ、ちっちゃ!と思い、じろじろそれを見ていたら 持ち主の外人さんが、近寄って来た。 外人 コレ ヨンデクダサイ 私 ????? 外人 タマシイ ノ コト デス 私 え あの えっと 外人 オボウサン デス …
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2016/04/18
40才若返る
また歯がとれた。 詰め物が、というより くっつけている歯が、すぐとれる。 10分で直してもらえるのだけれど こうしょっちゅうとれると いやになってくる。 ずっと担当だった男の先生が 急に辞めて、女の先生にかわってから 何度も繰り返している。 あの男の先生は、無口だけど、上手で良…
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2016/04/16
きょうから二代目組長だ
母は生前、毎日忙しそうに暮らしている私を気にかけて 自分が元気なうちにと、町内会の「組長」をやってくれた。 組長とは、たくさんある班の元締めみたいなもので めったに回ってくる役ではないのだけれど、 もし抽選で私が当たったら、そりゃ大変だろうと 自らかって出てくれていたのだ。認知…
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2016/04/15
いろんなものを手放してしまった
熊本で大きな地震があって 潰れた家、燃えている家、野宿している人々の姿が、画面に映し出され 本当にお気の毒。 阪神淡路の震災を思い出した。 当時住んでいた大阪の自宅も大きく揺れて 柱がメキメキ音を立てたので 家が折れて崩れ落ちると思った。 私はダイキの上に被いかぶさり、 ダンナ…