称賛を得たいとは

2016/04/26

自分の心のケアのために
森林と、清流と、できれば滝もあるところへ出かける
と書いたが
もっとたまーに行くのは、カウンセリング。
私のカウンセラーは、心理士さんではなく作家さん。

「小さないのち」のほかに、いくつ活動を引き受けているだろう…
小さないのちは、何があっても、やめないと決めているが、
1つを、やめようと思っている。

カウンセリングの先生の言葉は、目からウロコだった。
「やめたいのに続けるというのは、称賛を得たいということです」

最初、ちょっと意味がわからなかった。
褒められたり、感謝されたり、ということを、私はまったく求めていない。
ただ
言ってもいない、してもいない、思ってもいないことを、
あれこれ陰で言われることが、嫌なだけ。

「それは称賛を得たいのと、同じ」と先生。
称賛されるほど評価が高い場合、陰でも、何も、言われないから。
逆に、ちょっと出来が悪いだけで、何か言われるということが、往々にしてある。
世間とはそういう仕組みだ、と言われたら、確かにそうだ。

で、ちょっとくらい不満を言われていても、
気にしない人は、平気でやっていけるのだけれど
あなた(私)のように、耳に入ってきたことが、気になってしまうタイプだと、
称賛されるほどめっちゃ頑張るか、もしくは、すっぱり辞めるか、
どっちかしか、ない
という話だ。

自分の性格のことを言われているのだから、
すごくわかった。
そう。私は、好きなことを頑張るのが、けっこう好き。
頑張っていれば何も言われない。だから快適。

仕方なくやっていると… 確かになあ。
じゃあ、もっと頑張ろうかなあ、と思ったとき
不意を突くように、釘を刺された。

「じゃあもっと頑張ろうなんて、考えないほうがいいですよ。
頑張れるのは、若いうちだけです。
頑張れないことを、これから頑張ると、体に来ますよ」

体って…
ドキッ。

あややの物まねをする芸人さんが、突然、道で倒れて
そのまま亡くなった、というニュースを見たばかりだ。