生きている子も 死んだ子も
2013/01/17 毎年、あゆみの誕生日に、花を贈ってくれる義姉。
義姉というのは、いわゆる小姑(こじゅうとめ)で、
一般的には、けむたい存在。
けれど私は、小姑に恵まれたと思っている。
(姑とは、上手くいっているとは、とても言えないけれど・・)
あゆみは、ものすごく人見知りだったのに、
義姉にだけは、どういうわけか、たまにしか会わないのに
忘れることなく、とてもなついていた。
けれど、義姉、女性としては口数が少ない人で、
私とは、ほとんど会話がない。
なので、親しい、ということでもない。
そんな義姉を、あゆみの死後、10年以上経って、
さらに、いい人だと思うようになった。
昨年から、新年会は、姉の家で行うようになった。
姑が年老いて、準備が大変だから。
昨年、リビングに飾られていたあゆみの写真、
今年は和室に移動していた。
それが、先日生まれた赤ちゃん(義姉の初孫)の写真と
並んで飾られていたことに、私は、胸がいっぱいになり
何も言えなかった。
何か言えば、わーっと涙が溢れ出そうで。
「忌(い)み嫌う」という言葉がある。
子を亡くした親にとって、いちばん辛く響く日本語だと思う。
幼くして子を亡くすというようなこと(逆縁)は、忌み嫌われる・・
「あってはならないこと」で、絶対に見舞われたくないことだから。
私だって、見舞われたくなかったよ。
でも、あゆみは、何にも悪いことはしていないの。
バチが当たって死んだわけじゃないの。
だから、お願いだから
嫌なことだなんて、思わないでほしい
と、願っていた。
義姉は、
生きている子も、死んだ子も、
元気でいる子も、弱った子も、
将来ある子も、ない子も、
分けへだてなく、大事に扱ってくれることに
本当に、うれしく、ありがたくて
この人は、やっぱり、ものすごくいい人だと思った。
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