子どもに許してもらいながら
2016/11/15 ダイキとファミレスに行ったら
小さな男の子のお母さんが、きつい叱り方をしていた。
私、いつも思う。
ああいう叱り方、
その子がずっと生きていく、と思い込んでいるから
できるんだよね…
ダイキが2才くらいのとき
私はとても忙しく、いつも髪の毛を振り乱していた。
仕事に出かけるときが大変。
ようやく準備が整い、さあ、というとき
「シッコー」とか。
ならまだいい。うわ漏らしてる!とか。
その日も、時間ギリギリになり、出かけようとしたら
カギ掛けにあるはずの家のカギがない。
探し回って、汗だくになって、もう遅刻で、、、
念のために見たかばんの中に、あった。
ダイキを、大声で叱った。
ダイキは怯え、大泣きし、でも私は収まらず
最後に「もうしない!」と言ったら
ぶるぶるしながら、首を縦に、何度も降った。
あとになって思った。
ダイキが、カギをかばんの中に入れてしまったのは
役に立とうと思って、
張り切って、親切で、したことかもしれない。
もし、そうだったら
あんな一方的な叱り方
ごめんね、って
私言ってないんだよね
ということを、きょうダイキに打ち明けた。
「小さないのち」のお母さんで
子どもをすごく叱った日の夜
その子が急病で亡くなってね、
お母さん、ずーっと苦しんでた
という話をしながら
私は途中から声にならず
ダイキは、ぎゅっと目をつむった。
子どもは、一緒に暮らしていくなかで
どれだけ親を許してくれているだろう
と思う。