腹だけ立てて、得はせず

2011/09/03

人を怒らせるような言い方をする人が、たまにいる。
ダイキが、入院して手術を受けて、出費がかさんだため
何かの給付金が下りないか、問い合わせた。

学生生協は、加入1年後からの保障だと分かり、断念。
共済保険は、こども保険の保障期間が終わっていたため、断念。
最後に、生命保険会社に電話すると、
症状や手術の内容について、詳細に尋ねられた。
詳しく答えると、
手続きについて、後日担当者から電話します と言われ
ヤッタ!と思った。手続きへと進んでいく感触だった。

そして電話があった。
この担当者、私でなくても、たくさん客を怒らせているんじゃないだろか?
まず、入院2日では入院給付金は下りないことが、告げられた。
ああ、そうなんだ、と了解した。
しかし手術は、給付金の対象になると告げられ、
再び気分もち上がる。ヤッタ。

その手続き方法を尋ねると、
「診断書をもらってください。それを見てこちらで判断します」
と言う。
私、大した手術ではないので、下りても微々たる金額なら、
診断書もらうのをやめておこうかと思った。
で、手術の給付金はいくらですか?と尋ねると、
「それは診断書を見なければ分かりません」と言う。

だから、こうこうこういう手術をしたと、先日お知らせしましたでしょ
と説明したが、
その説明では「手術名」が分からないから、金額は言えないという。

金額に何段階もあるのか、尋ねると、
ニチガク10倍、20倍、30倍、40倍・・・ と言うが、
「ニチガク」ってなに?
ニチガクとは、1日あたりの入院給付金らしい。
「日額」と文字で見れば判断できても、電話なのだから。

私、思わず言った。
「この手術、その、日額何十倍というワケがないですよ」
すると、また言われた。
「何とも言えませんので、診断書をもらってください」

だんだん腹が立ってきた。
「診断書をもらわなくても、手術名が分かったら、いいんじゃないですか?」
「はい。手術名が分かれば」
え?やっぱりそうじゃん!

これをきっかけに、質問の的を絞る。
「診断書を書いてもらう前に、先生に口頭で、手術名を尋ねます。
で、何という手術名であれば該当するわけですか?」
「眼筋移植術です」と言う。
は−、そういうことか。
やっぱり私は、腹を立てる方向へと向かっていたことが確認できた。

こいつ、診断書、診断書ばかり言う前に
眼筋移植術以外は給付金が下りません という情報を、
客に知らせるべきなのだ。
というか、ダイキが受けた手術が、ソレではないことくらい
保険会社の「担当者」だったら判断しろ!って思う。

先生に、診断書を書いていただくまでも、直接尋ねるまでもなく
ダイキの手術は、眼筋移植ではない。
素人の私にだって、それくらいんこと、わかるわい。

で、まだやつは言っている。
「専用の診断書用紙、お送りしましょうか?」

結局、どこからも、何も、おりなかった。