大きく育ったきょうだい
2010/07/29 会報に、「きょうだいの語り」というコーナーを設けたので
このところ、ダイキが暇そうにしていたら、
インタビューを申し込む。
きっかけは、会員専用の掲示板で
きょうだいを失ったきょうだいの、今後が
気になる方々のご要望を受けて、できた流れ。
私は、児童心理学とか発達心理学といった
専門的なことは、よくワカラナイのだけれど
この際、本人に教えてもらうのがいいのではないか!
と直感的に、思った。
つまり、幼いころに死別を経験し、
その後大きく育ったきょうだいに
何でもいいから、大人(親たち)のほうが教えてもらう
という発想。
ダイキは、一応、高校3年生の受験生だから、
夏休みも毎日夕方まで授業があるし
帰ってきたら、塾というのがあるのであるが
けっこうボケ〜としている。
私は、そこを見逃さない。
手招きすると、これが、けっこう来てくれる。
で、「教えてあげよう」的に、語り始める。
この活動?を、夏休みに入ってから、繰り返しているのだけれど
実は、親が知らなかったこと、
ぜんぜん考えが及ばなかったことが、
いっぱい出てきている。
え−、そういうふうに思ってたんだ・・・。
でも、ひとことも言わなかったよね。
まだ小さくて、言葉にできなかったから?
言ったら、母さんが余計につらくなると思ったから?
子どもって、すごく大きい。
子どもって、親を大好きなんだと感じる。
大丈夫だと思う。
いま、どんなに家庭のなかが悲しみに満ちていても
子どもは、自ら生きて、育つと思う。