1年目で立ち上げても20年潰れてないよ

2020/09/20

お子さん亡くされて、1年少しの方とお会いした。

これから亡くなられたお子さんに関連する活動を

開始するお話しだった。

 

子どもを亡くしてからの時間の進み方、

時計の針の動き方は、ほんと人それぞれだ。

普段私が「小さないのち」でお会いする方には

1年くらいでは、日が浅い、という印象。

その感じに慣れているので、

1年で何か新しい事業を始めるのを早いなあ

と感じるが

やめたほうがいいとか、

もっと先のほうがいい、とは思わない。

 

私がこの会を初めたのも、

亡くして1年たった時だった。そのことを

有名な精神科医が否定的に言ってた。

 

子ども亡くして日の浅い人とばかり関わると、

ずっとその時期に留まることになると。

つまり私自身のために良くないということや、

不安定な活動になってしまうということ。

 

そんな預言みたいなことを専門家に言われると、

不安になった。

でも、すると決めたのだから、やった。

 

ずっとやって、ずーっと経ってから考えた。

あの予言は何やったん?

そもそもおかしいやん。

日が浅いのは、出会う相手であって、

私がその人に乗り移るわけではないし、

その人が私に乗り移るわけでもない。

人はみんな自分を生きる。

自分しか生きれないのだ。

 

自助グループの場合、

互いに子どもを亡くしている、という共通体験は前提としても、

日が経つと分かりにくくなることなどないし、

(子ども亡くした体験は、そう簡単に薄れやしません)

年数を経て出来るようになることもある。

 

とにかく続けてほしいと思った。

覚悟を決めたら、周りのいろんな声より

自分を信じて。

応援の風はきっと吹いてくるから。