看取った病院で平然と尋ね平然と言う

2020/12/22

あゆみが亡くなったあと、病院を訪ねて行き

先生とお話しすることができた、と先日書いたが

そのとき、私は平然と先生に尋ねた。

「子どもを亡くした家族に、ケアのプログラムはないですか?」

(先生は残念そうに、ないです・・・とおっしゃり)

私「あー、大学病院って何でも揃ってると思ってました」

と、また平然と言っていた。

 

先生「ここに問い合わせてみては?」とメモ書きをくださった。

大阪市内の公立の会館で、カウンセリングなどがあるらしく。

 

結局、私が思い描くようなプログラムはなく

DVとか女性の被害系のものだったと思う。

 

でも、せっかくの先生の親切を無にしないように

という意識が働き、自分で探し始めた。

この「自分で」というのが、私にとって良かった。

それまで、家でじーっと泣いていたのだから。

 

どう行き着いたのか、大阪セルフヘルプ支援センター

というところをに電話したら

「子どもを亡くした親の会は、1つありますね」

と教えてもらえたことが、今の活動の発端となる。

 

その会は、さまざまな事情で亡くされた方々の会だったが

(自死のお子さんが多いことに、驚く!)

行って良かった。

白紙に理想を描きだすことは難しいが

手がかりを得られれば、真似ることができる。

 

なので、その遺族会にも感謝したが

セルフヘルプ支援センターというところにも感謝した。

それから何年も経って、

大阪府立大学の授業に行くようになったが

招いてくれているのが、セルフヘルプ支援センターを主宰する先生

だったので、不思議なご縁だ。

この活動、続けていると、ぐるぐる繋がる。

(つづく)