まさに「奇跡のいのち」だと思った

2021/09/03

知人が、1つの記事を転送してくれた。

小学5年生の女の子が、北海道の石狩川に転落した。

助け上げられた時には心肺停止状態で

すでに45分が経過していた。

 

息をせず、心臓も止まって、45分も経っていたら

誰もが死を予想するだろう。

ところが4日後に意識を回復している。

 

医療チームの懸命な治療や看護のおかげだと思うが

1番の要因は、冷たい川の中で体温が低下し

脳の損傷が抑えられたことだった。

 

あゆみたちが罹った急性脳症も、

「低体温療法」が有効とされているが、病院で行われる治療だ。

自然の、川の水がかなえていたというのは

北海道の10月だからだ。

昨年10月に北海道を訪れたとき、真冬に思えたもの。

 

少女は完全回復し、助産師になった。

お母さんは、生還の記録を「奇跡のいのち」という

本にして出版された。

 

同じ日本でも

どこで暮らし、どんな治療を受けられるかは

めぐり合わせだなあ、と思う。

あゆみだって、大阪市内という、

色んな面で充実しているところで生まれ、暮らしたのに

助からなかった・・・

搬送された病院に「低体温療法」の設備はなかった。

 

こっちは、めぐり合わせって

あんまり思いたくないな。

いいときは使うけど、悲しいときは使わないのは

なぜなんだろう・・・

 

すんなり言葉に当てはめると

収まり切れないものまで、丸めてしまうみたいな

気がするからかもしれない。