子どもを亡くした家族のための手引き

2022/03/31

子どもを亡くした家族への支援の手引きが

きょう、厚生労働省の事業として世に出た。

https://cancerscan.jp/news/1115/

 

私は、生後の子どもの死のところに加わったが

子どもの死というのは、流産から始まる。

死産はもちろんのこと、今回は、中絶による死も

手厚く扱われた。

 

医学的、法的には、

胎児の死は、いわゆる「子ども」の死と扱われないが

親からしたら、わが子、子ども、なので

すべてを「子どもの死」と称した。

 

私が普段いる場は

生後に、子どもを亡くした人ばかりで

そのつらさが肯定されないことは、まずなく

表現するか、しないかは、本人しだい

という立場にあるように思う。

 

けれども、親の意思により別れる中絶は

そのような選択や自由が、ないところにあった。

相当な苦悩とつらさを伴う人は多く

「つらい」と言えるように

ケアを必要とする人にケアが届くように

という思いがこめられた。

 

子どもを亡くした誰もが

より生きやすく、より暮らしやすくなるよう

さらに社会が整備されていくことに

引きつづき取り組んでいきたい。