久しぶりの社会復帰で身につまされた

2022/07/26

あまり行くことのない銀行に、用があって行ったら

その銀行、窓口を2つしか開けていなくて

なかなか順番が回ってこなかった。

 

1つの窓口は、

高齢の男性が、ずーっと立ったままで

手続きが円滑に進まなくなっている。

進めない理由を、ずっと説明しているが

納得が得られず

待つしかない・・・

 

もう1つの窓口は

客は立っていないが、ずっと作業が続いている模様。

奥のほうに、いっぱい行員さんいるのになあ。

 

ようやく高齢男性は、しぶしぶ

出直して来ることとなった。

 

よし!あと2人だ。

次に呼ばれたのは、高齢女性

サクサクっといってよー

 

この人は、お金をいっぱい下ろしに来ている。

もっと高額だったら別室で渡すと思うが

ビミョーな大金だった。

受け取った高齢女性は、数え始めた。

 

考えたら、これまで、

銀行窓口で客の動きを見ていたことがない。

私は、銀行だったら、

受け取ったら、そのまま封筒に入れるなあ。

このとき、数える人のほうが多いのだろうか・・・?

「お確かめください」と言われることからも

数えるほうが良いのだろう。

 

でも、数えるなら、ちゃんと数えてほしい。

枚数が合わないようだ。

数え直している。

 

やっぱり合わない。

それで窓口の人に、あんた数えて

と頼んだみたい。

手で数えるのか、と思ったら、機械に入れて

機械を見ておくように、と言われて

確認が終わり、納得して帰られた。

 

わたし思った。

年とったら、まず、

大金数えるのは難しいことを、知っておかないと。

指先が乾燥しているし、手も震えるし。

 

それから

あんまり疑ってかかっていたら

生きにくくなるんじゃないかなあ。

これを思うと、ちょっと胸がつまる。

 

必ずしも、その人が、疑わないと生きられない人生だった

ということではなく

徐々に、徐々に、そういう認識になっていく

ということなのかもしれず

つらいというか、こわいというか、

久しぶりに社会に出ていって、身につまされた。

(10日ほど外出自粛しただけで大げさだけど)