つらいと言いながら御飯は普通に食べる

2022/04/25

知床半島沖で、依然行方がわからない観光船、

早く全員見つけてほしい、と願い

3才の女の子は、発見されるも死亡が確認されて

新しい情報が届くたび、つらくなる。

 

朝も、昼も、夜も、つらい。

でも、

朝も昼も夜も、普通にご飯を食べた。

 

遺族のつらさは、次元が違うほどのものであることは

言うまでもないが

きょう改めて気づいたことがある。

 

別の観光船の人が、出航したらだめ、と直接言っていた

船の船首は壊れていた

などニュースで知ったとき、

私は怖くなって

聞きたくない・・・

と思った。

 

でも、ご家族やご遺族は

逆のことを言っている。

何でこんなことになったのか

一体何が起きたのか

ちゃんと説明してほしい!と。

 

そう。

いつも、そうなんだ。

 

一番つらく、苦しい人が

ちゃんと知ろうとし

知らずに終わることなどできず

周囲で眺めている人は

ひゃーと、ただつらがっているだけ。

 

私が時々日記で揶揄してきた

「そういう話は可哀そうで聴いていられない~」

と言う人たちと、今の自分が同じに思え

愕然とした。

 

どこからが「他人事」となるのだろう。

 

他人に起きたから、なのではなく

わが身に起きてもおかしくない、と思える感性も

影響するかもしれない。

 

きょう4月25日は

私が暮らす尼崎市内で

JR福知山線が脱線し、106人の乗客が亡くなった日。

この事故のことは

私にとって他人事ではない。