亡くなった姉に「やきもち」をやく妹
2023/08/10俳優でお笑い芸人の板尾創路さんが
徹子の部屋に出演していたそうで
番組は見ていないが、ネットの記事を見た。
板尾さんがお子さんを亡くされていることは
知っていたが、あまり語られてこなかったように思う。
結婚から9年目に授かった、待望の女の子だった。
ところが、突然、
意識不明となり、緊急搬送されたが
そのまま亡くなった。
数時間前まで元気だったのに
という信じられないような病気は、存在する。
あゆみもそうだった。
そのあと、3年後だろうか、
女の子が生まれ、いま11才だそうだ。
この子は、亡くなったお姉ちゃんの話をすると
「やきもち」をやくことがあったらしい。
「やきもち」で自分を出せるのは、いいな
と思った。
私が出会う女の子たちで、
お姉ちゃんやお兄ちゃんが亡くなっていると
いろいろ思うことはあっても、親に言わない、
という子もいる。
そのたび思う。
子どもは優しい。
優し過ぎると、生きかた、しんどくならないかな?
親を思いすぎるところもあって。
お家によって、関係性はさまざまなので
一律ということはない。が、
板尾さんのコメントで、
ちょっとだけ気になるところがあった。
「長女ができなかったことをさせてあげたい
ってのもありますし、
長女の代わりではないですけど、
でも多分1つなんだろうなっていう感じで。」
亡くなった子にできなかったことを
させてあげたい、してあげたい、
というのは自然なことに思えるが、
「1つ」と感じていて、いいのだろうか・・・?
亡くなった子を、生きている子のなかに
投影したくなる気持ち、わかるけれど、
本人が、どう感じていくか・・・
「2人いるみたいな、1人なんですけど、
なんかそういう感じがして。
長女ができなかったことを次女がやってるんだな
っていう感じは今すごくして、幸せですね、今は」
と、しみじみ語られたようだ。
何がいいとか、正しいかなんて、
家庭ごとにあって、わからないのだけれど、
生きている子は、1人のその子として
亡くなった子も、1人の子として
共に暮らしていく人々もいる。
記事を見て思ったのは
正直な人だなあ
ということ。