コメント欄に書いて欲しいこと欲しくないこと

2025/01/20

駅伝の選手が悪性リンパ腫に

という記事に、過去の選手かと思いきや

現役大学生であることに驚き、

「がんになっても箱根を目指したい」

という決意に感銘を受けた。

 

ところがコメント欄には息をのんだ。

きっかけは応援からだろうが、

生存率のパーセンテージを知らせたり

(知らされるなら100しか聞きたくないだろう)

家族が同じ病気になったが亡くなった。など

なんで書くんだろ。

 

ここには悪感情などないと思う。

難しいことを詳しく知っていると

ちょっと胸を張ってみる、というの、

あるように思う。

でも子供じみていると思う。

 

病気のことは、主治医から詳しく情報を得るから

見ず知らずの人から教えてもらわなくていい。

 

家族が同じ病気になった人は

そのとき、ものすごく不安で辛かっただろう。

そのとき言えず、持ったままだったこと

ここで出しておく、というの、

やめたほうがいい。

 

ネットの書き込みは、

誹謗中傷や、うそ大げさだけが問題なのでなく

本当にあったことを、本当のところでは

言えなかったり、出せなかったりして、

つい、わーっと表出してしまう誘い水

みたいになる点を懸念する。

 

でも、こういうコメントは貴重。

私も同じ病気になりました。

私は治って、結婚して、子どももいます。

光が差し込むような実体験の重み。

 

ネットの投稿欄、

ツールとしてあっていいものだと思う。

思わず書いてしまうときには一瞬考えて。

コメントする人の95パーセントは

悪意などない普通の人、と言われているのだから。