初めて遺族会に参加したときの心細さ

2025/06/30

自分が子ども亡くして日も浅い頃に

遺族会に参加したときのことを思い返した。

私の場合は、

しんどい人の話を聞いて、さらにしんどくなる

ということは当時もなかったのだけど

居心地よくなかったことは

親しい人同士で盛り上がることだった。

 

初めて行ったときは

会場では誰とも話せなかったように思う。

始まってからは、順番が回ってきたら

あゆみのことを一杯話した。

あゆみのことを話せたから、来てよかった

と思えた。

 

で、始まる前の賑わいについては

すぐ涙が出てしまう自分からすると

笑えていることさえ驚きだったが、

でもその笑いは、この場だからで

日々みんなつらいのだと、すぐ理解できた。

 

心許せる人、信頼できる人が

いることが羨ましく思い、

私も毎回出席したが

いつも思っていた。

初めて来る人は、不安で孤独だろう・・

 

何回も行くようになると忘れがちだが

自分が初めて行ったとき

誰とも話せなかったこと、

誰からも声かけてもらえなかった心細さを

ずっと忘れないようにしないと。

(つづく)