間と「ま」のちがい
2016/10/13 「小さないのち」のお母さんたちと
こんな話題になった。
間が大事
この「間」とは、会話に含まれる間(ま)のこと。
つらいとき、相手の「間」からいろんなことが伝わってくる。
その人の優しさ、思いやり、理解、見守り、私への信頼。
間(ま)は、長く続くと沈黙となるが、私たちは
じっと黙って話を聴いてくれる人が好き。
逆の立場だったら、果たして自分もあんな風に
相手の話を聴けるだろうか、と思えるほど。
間は、「あいだ」とも読む。
会話の「ま」のいい人は、大概、「あいだ」の取り方もいい
つまり距離感。
ついでに「ま」の話にも。
言葉の最初に付く「ま」のことで、大きく3種類ある。
どれも良くない。いやだ。
亡くなった子どものことを話すときには。
「ま」だけの場合
ま、と言ったきり、言葉が続かないことも多い。
こちらが言ったことに対し
「ま」、だけが返されてくると、
ま、って何?と思うし
続きをこう推察せざるを得ない。
「ま、もういいじゃないんですか?その話は」とか
「ま、仕方ないんじゃないですか?そうなっても」とか。
「ま―」の場合
延ばして使うときも、後に言葉が続かないことが多い。
間を空けて「ね」が付き
そこで閉じられることもある。
こちらが言ったことに対し、「ま―」と返されてくると、
続きを考えているようであるものの、
どうも好ましい言葉は続きそうにもなく、
言外に漂うものを感じ始める。
「もう察して〜」「空気読んで〜」「この話はもう終わろう」。
「ま―ま―」の場合
もめ事の仲裁に入るときに、
「ま―ま―。そのくらいに」と、
たしなめるように使われるとか、
「ま―ま―、うまい」と、
ほどほどの評価で用いられるとか、
いずれもあまりいい使われ方はしないよう。
間と「ま」は、
読みは同じでも中身は大違いだね
の討論でした。