トイレの使い方 やっと解る

2019/08/12

トイレは、ずっとわからないなりに使っていた。

ドアに、札がぶら下がっていて、「空き」と「使用中」が裏表になっている。
もちろん中から鍵はかかり、かけると鍵のところが赤く反転する。

では何のためにぶら下げられた札なのか?私はこれを使うのか?使わなくていいのか?
不明。

「冷やし中華はじめました」の札だったら、出さないとわからないから必要だけど、これに意味ある?
と独りごとを言った気もする。

で、あまりに原始的というか、私がトイレに入っていることをそこまで主張しなくてよかろうと思い、札は無視して鍵だけ使っていた。

そしたら、ドアをガチャガチャされることがある。
「え?入ってるん?」と外で言われたりもし、入ってるさ。鍵かかってたら入ってるってことじゃろ?と少々むかつく。
でも急いで出よう、となる。

トイレに行くたびガチャガチャされないか、される前から急ぐようになり、ひらめいた!
見えないのかも。鍵穴。
車椅子に乗っている人の目線には。

それから私は、毎回札をひっくり返すようにした。
ガチャガチャはなくなり、やっと病棟ルールに追い付いた気がした。

そして、きょう入院で入ってきた患者に、トイレの説明をしている場面に遭遇した。
私にはこのような機会がなく、初日はシャワー室を間違ってしまったぞ。

患者が「この札は?」と質問したので、それそれそれは何?と私も立ち止まる。

「ああ、それは中から鍵をかけないでね、という患者さん用で、私たちも出入りするためのものなので、〇〇さんは使わなくて大丈夫ですよー」
へー、ようやく用途判明。

でも〇〇さん、
普通に使ってたらガチャガチャされるでー