子どもの死後に子どもと関わる仕事

2020/10/20

子どもを亡くした母親の自責のことを書いていたが

この苦しみは、生活のなかだけで収まらない。

その母が、子どもと関わる専門職者である場合、

仕事のうえでも相当な葛藤が続く。

 

私も子どもと関わる仕事だったが、

私の場合は、塾のようなもので、そう密接ではなく

そう責任も負っていなかった。

 

たとえば小児病棟で勤務する看護師。

子どもの生命を預かり、救う方向に向かっていく仕事だ。

わが子の命を護れなかったのに・・・

その苦悩から、異動を申し出る人もいるが、

そのまま働き続けた人もいた。

 

続ける理由は、語られなかったので、分からない。

「なぜできるの?」という尋ね方はできない。

できないのが普通、みたいな考えはないのだし。

 

そして保育士や幼稚園教諭。

やはり子どもの生命を預かる仕事だ。

さらに、楽しく過ごすことが当然のこととして期待される。

 

子どもと楽しく過ごすこと、

これは大変なことだと思う。

笑顔とかけ離れた心情で生活を営みつつ・・・

 

その一方で、

子どもと関わる仕事を目指していく人がいる。

保育士資格を取得し、保育士になった人。

生前してあげられなかったことを、してあげたい

という純粋な思いが、駆り立てたそうだ。

 

里子を迎え、里親になった人がいたが

少し似ている気がした。

 

私も、「保育士」も「里親」も目指そうとしたことがある。

でも、ちょっと言ってみただけ。

できないことだった。

私にその器はなく、

あゆみの代わりを、ふと求めただけ。

 

代わりはいない。代わりではない。

目が覚めて、終えた。