子どもを亡くした親に「じゃあ」はない

2021/08/03

お子さんを亡くされた方とは日々やりとりがあり

皆さんつらいし、私のほうも、昨日書いたような

「よい」を見つけるような行動は、とらない。

そもそも、どうにかなると思っていない。

 

けれども、旦那さんを亡くされた方との会話は

私には不慣れなため、

あー良くない・・・と思う流れになっていることに

気付くのが遅かった。

 

悲しい、淋しい、心細い、が

グルグルしてきたとき、「じゃあ」

と言ってしまった。

すぐに「じゃあ、はないな」と思い、

私が言葉に詰まったとき

ご本人が、先に言葉にしてくれた。

 

「犬でも飼いましょうか」

 

こういう言葉、子どもを亡くした親からは出ない。

犬を飼い始めることは、もちろんあるが

子どもの替わりに、犬、という発想がない。

(生前、子どもが欲しがっていたから飼う家はある)

 

「じゃあ、犬でも飼ったらどうですか?

お子さんの替わりに」と言うことが有り得ないだけでなく、

「じゃあ」もないのだ。

子どもを亡くした親に対しては。

 

悪いことしたなあ、と思いはしたが

でも、いいかも!と思った。

何ごとも、ご本人がしてみようと思うことが

誰のどんな助言より勝るから。