言葉を受け取るときに生じる誤差

2021/09/22

9/19の日記に書いたこと、ちょっとまた訂正。

あゆみが亡くなったとき

「まだ小さいうちでよかった」

とは、言われていなかった気がしてきた。

 

1行目と2行目は、逆だったかもしれない。

言われたことは「大きくなるほど別れはつらいよ」で、

この言葉を私が独自に

「まだ小さいうちでよかった」と解釈し

言われたつもりになった気がする。

 

このようなことが、よくある。

「それって、こういう意味だよね?」

というフィルターを通して、変換してしまう。

 

「殺そうと言われている気持ちになった」

と話されたお父さんがいて、言ったのが医師だから

「実際の言葉は何だったんですか」と教えてもらうと

「これ以上延命しても意識を戻すことはありません。

だから治療を終了しませんか?」だった。

 

なぜそうなるのだろう?

 

ものすごくつらい状況に立たされている

ということだけは確か。

いちいち言い返したり、喧嘩したりしないで

ひとり、反発するのだと思う。

 

「お兄ちゃんがいて、よかった」については、

あゆみの死そのものを、どうこう言われてはいない。

「いたら辛さが薄まるわけではないよ」

というのは、私の反発。

あゆみを失った悲しみに全力で取り組んでいるんだから

今ダイキを絡めてこないで!

って感じだったかなあ。

 

ひとり反発するって、いいと思う。

でも、言われたことと、受け取り方の

誤差のようなことは、自覚したほうがいいと思った。

自分が自分をよく知っているほうが

きっと自分のためになるから。