魔法をかけたと勘違いするのが子ども

2022/06/27

生後8カ月の赤ちゃんも、人をいじめる行為を

罰するような行動をとることがわかった

という研究結果が発表された。

こうした研究によって

「人間とはどういう存在かの解明につながる」らしい。

 

なぜ8か月の乳児か?の理由は

意思をもって視線を動かせるのは、8か月からだからで、

具体的には

事前に、視線を向けたキャラクターには石が落ちて

「罰」を与えられることを学習させる。

その後、2つのキャラクターが登場し

一方のキャラクターがもう一方を攻撃する動画を見せた。

すると攻撃したキャラクターに視線を多く向けるようになった。

つまり、罰する目的があるとみられることが分かった。

 

この結果から

反社会的な他者を罰する性質は、乳児にも備わっている

と研究者はみていているが

世間では、信ぴょう性を疑う声も多く出されている。

 

私は、たくさん寄せられた異論とは

ぜんぜん違うことを考えた。

この研究を、ずっとしたら、の場合。

9か月になっても、10か月になっても、11カ月になっても

目で罰を与える仕組みを使ったら・・・

 

魔法が使えると思うようになるんじゃないか?

 

そうでなくても、

小さい子どもには、呪術的思考というものがあって

私の周りでは一杯起きている。

 

突然の病気で、弟が亡くなって

まだ小さいお兄ちゃんは

「ぼくのせいなんだ。けんかしたとき、

おまえなんか、いなくなれ、って思ったから」

と自分を責めはじめたりする。

 

病気をもって生まれた妹に、母親がかかりきりになり

その子が亡くなった後、お姉ちゃんは

「ママをとられるんだったら、いないほうがいい、

とおもったことがある。わたしがあんなことおもったから」

と苦しみだしたりする。

 

何の法則もないなかで

子どもには、子ども特有の発想が生まれるのだから

目を動かして、できることがある

と知ってしまったら

子どもは、もっと大変な思いをすることになるんじゃないか

と、私はまた、きょうも

独特な思考に迷走したのであったー