政治に関心が高いわけでもなく選挙に行く理由
2022/07/11選挙に必ず行くようになった、と昨日書いたが
こんな記事を見た。
18才から投票ができるようになったが
高校3年生の女子高生が、朝6時から並んだ
という記事。
何のために??と思った。
7時の開場の際、1番に入場した人は
「ゼロ票確認」をするそうだ。
投票箱に票が入っていないか、代表で確認する。
そういう役割があることを知らなかった。
お母さんの勧めで、初めての投票には
そこから臨んだ、という話にちょっと感動。
そして昨日のことを思い返した。
この人と同い年の娘さんを亡くされたお母さんが
見せてくださった、同級生から贈られた文面。
「しっかりしてるでしょ。高校生と思えない」
とおっしゃった言葉とその表情。
もう一人、すごい有権者の記事を目にした。
この方が選挙権を得たのは20才のとき。
それから60年間、一度も欠かさず
「ゼロ票確認」を続けている、という男性。
背景にあるのは、やはりお母さんの言葉。
「投票は大事なことやけん」と教えられたから。
女性が投票できるようになったのは、終戦後の1946年。
参政権がなかった時代を知るお母さんの
言葉の重みを感じ続けておられるのだ。
私は、、、というと
特に政治に関心が強いわけではないが
「別に私一人が何をしたところで」
みたいな考えや、社会への無関心を
行動に移さないように心がけているのには、
あゆみの死がある。
選挙の投票じたいは関連性が薄めだけれど
たとえば
マイノリティと言われる「少数の立場」の人に
無関心でいられない面は、強くある。
私自身が社会的少数者だから。
若年の子どもを亡くす、ということを
一体どれだけの人が直面するだろう。
まったくいなかった。生活圏内に。
だから、どうしても
他人事~と吹くような風を
いまだに感じてしまう。