冷たいと感じていた言葉が温かいと気付いた

2022/08/17

6/14の日記に書いたことの続きを、

友人が、さらに素晴らしい解釈で考えてくれた。

 

小児まひで、杖なしでは歩けないお母さんが

子ども(乳児)を保育園に預けに行くとき

抱いて入って行けないため、毎朝、保育士さんが

門の外の、車のところまで迎えに来てくれる。

お母さんは、「すみません」と言っていたが

ある日、「お母さん、すみませんと言うのは、

もうやめてください。仕事でしていることなので」

と言われた、この言葉を私は

なんだか割り切っているように思えた。ところが

ご本人は「すごく嬉しかった」と言ったので

やっぱり立場が違うと、分かり得ないことは多い

と友人に話したのだ。

 

彼女は、じーっと考えて

「お母さんに対してだけじゃないのかもしれない」

と言った。

え?ほかに誰に対して??

 

あっ、子どもに?!

 

「うん、そんな気がする。

母親が毎朝あやまる理由が、自分にもある、

と子どもは感じなくていいよね」

 

そう言われて、深くうなづけた。

しかも、子どもはまだ乳児。

いくら小さくても、

一人のひととして尊重することは、大事なこと。

 

母親に障がいがあっても、

親子とも、詫びながら他人に助けを求める必要はない。

 

そうした考え方は、私にもあった。

でも私は、相手に伝える方法を知らなかった。

 

「謝らないでください。

仕事でしていることですから」。

この言葉が

こんなに温かく正当なものであることを

やっと理解できた。