良いこともグリーフを生むってどういうこと?

2022/10/31

昨日の、グリーフの研修で思った。

「グリーフとは、喪失に対する反応」であることは

知られていることだが

次のことが、あまり知られていない。

 

「喪失とは、変化のことで

その変化が、たとえ良いことであっても

グリーフを生む」と解説にあった。

 

質問したいと思ったが、時間が足りなかったので

自分でいろいろ考えた。

 

一般に、グリーフは、辛い喪失に伴う

と考えられているが

良いことであっても

というところ、ピンときにくい。

 

良いことは、辛いのではなく、嬉しい。

なのに、なぜ?

 

あ、出産で喪失を味わった

という話を聞いたことがある。

その話を、私は、えーー?と思った。

人によっては、胎児が出て行ってしまう淋しさ

みたいな感情を抱くらしい。

 

これは稀に聞く話だとしても、

入園なんかも、そうかもしれない。

お祝いする一方で

24時間一緒だった子どもが、小さな親離れをする

みたいなことだろう。

 

じゃあ、進学なんて、もっとだろう。

念願かなって志望校に合格できたとし

一人暮らしが始まる、家を出て行ってしまう、

これは大きな親離れ。

 

そしたら、次は、あれだ・・・

嫁ぐ日。

 

おめでとう、幸せになるのよ、と流す涙は

手放す涙だものなあ。

これは、きっと大きな喪失だ。

 

でも、門出なのだ。

そこから家族が増える。

楽しみも増えていく。

 

私たちは、わが子との死別という

本当の、最大級の喪失をしたので

どうしても、良い変化による喪失を

グリーフと考えにくい。

 

そう言い出したら

生きている子にまつわることは

どんなことも、

やっぱり、良いことに思える。

 

泣いても

叱っても

喧嘩しても