診察室の外に看護師が出てくる理由しらなかった

2023/05/25

お子さん亡くされたお母さんで、助産師でもある会員さんと

お話しするなか、1つの疑問が解けた。

 

外来受診では、看護師の存在がほとんど感じられない。

私は整形の外来を定期的に受診している。

いつもの流れは、こうだ。

 

予約時間から2時間くらい待つことは普通。

呼ばれて入ると、

診察室には看護師がいる日と、先生だけの日がある。

私は「腰イタ」の、深刻ではない患者で、

さばききれない程の患者を抱える先生に、

私ごときが時間を消費しては悪いので、

検査結果だけ聞いて、

その結果があまり良くなくても、

説明はそれ以上ないので、

「次の予約は」となり、日時が決まると、

「では外でお待ち下さい」となって

外へ出る。

 

そこへ看護師がファイルを持って現れ

「計算窓口に行ってください」と渡される。

 

ずっと不思議だったのは、

中で先生から渡されるのと、何が違うん?

診察室の外でファイルを渡すことが看護師の役目?

という点だった。

 

よく、かしこまった店の店員さんが、

買った商品を、すぐに渡さず

店の玄関まで持ち、そこで渡して、見送る

というシステムがあるけれど、アレか?

んな訳ないし。

 

きょう分かったのは、

先生は、診察や説明のあと、

いろいろ書くことがある。

薬の処方のことや、検査の予約だとか、

そういう作業を、患者がいる前で

パソコンに向かってするのは印象も良くないから、

患者には出てもらい、ファイルを看護師が渡しに行く

という気配りをされているようだ。

 

んー それも気配りかもしれないけれど、

私にも深刻な患者だった時は、ある。

手術前、痛みに耐えかねていたとき、

相談したいことは一杯あった。

 

でも先生はいつも忙しく、やはり遠慮していた。

そういう患者さん、一杯いるから、

先生の外来は、2時間待ち、となる。

この患者の悩み、どうにかできないものか・・・?

と思っていたところで、

お母さんは口火を切った。

 

「私は、気になる患者さんには、

診察室の外で声かけて、話すようにしています。」

 

あーー、そういう配慮、いいな。

いまの私は、抱えきれない不安といったものは

もうないけれど、

今後、別の病気や怪我で治療を受けるときには

頼ってみよう!

 

でも・・・

これまで試みた経験がないし、

向き合ってもらえる確証はないから

ちょっと勇気いる。