知らなかった振りされると淋しかった

2024/06/08

グリーフ、グリーフケアの番組の続き。

働く女性への支援として、

企業での取り組みはあるのか?取材していた。

 

この番組では、

流産・死産後の女性に対して

という質問だったので

子どもの死全般とは言えない。

 

そこで私が驚いたことは

知られたくない、隠しておきたい

と考えている女性が少なくないこと。

だから企業側から踏み入れることができずにいる。

 

流産・死産だと、そうなんだ・・・

確かに、ニーズに合わせた支援でなければ

土足で踏み込むことになっては

逆に傷つけてしまう。

 

では、生きていた「子ども」が亡くなった場合も

知られたくない、隠しておきたい

と思う母親は、想像以上に多いのだろうか・・・

 

流産・死産ほど多くないように思うが

存在するだろう。

亡くなり方、死因は、影響するように思う。

けれども、知らなかった振りをされる

については、どうだろう?

それを配慮と感じる人も、いるかもしれない。

 

このあたり、難しい。

 

私は、自分から知らせていなくても

「聞いたわ、あゆみちゃん亡くなったって」

と声かけてもらうと、嬉しかった。

それ以上の言葉は、別に必要ではなくて

「驚いた」くらいまでで良かった。

驚いたことにとどめず、

「役に立てることがあれば言って」

と言ってもらえたことは、とても嬉しかった。

 

だからと言って、何をしてほしい、とは言わず

特に言葉も求めていないのに

知らなかったことにされてしまうと、淋しく、

知ってもらいたい気持ちが、ちょっとあり、

でも本当に知らなかった人には、言い出せず、

何かのきっかけで知られたら

話したし、

優しい空気感だったら

いくらでも話したなあ。