話を聴くとき「フリ」はしないでほしいな
2024/11/14心理学の専門家?と称する人の解説で
人に寄り添う対話のコツ
といった情報を発信していたので
読んでみて、がっかり。
話を聴くとき、黙ったままにならない
のがコツらしい。
私は、黙って聴いてもらうのが良かったし
自分も黙ってじっと聴きたい。
なぜなら、
しっかり聴いて、まず筋を理解するため。
解説者が言うには
黙って一生けんめい聞いている人は
相手の「言葉」を聞いているだけだ
と言う。
え?言葉をまずとらえないと。
何があって、何を言いたい
というところに理解が及ばなければ
相手の感情には届かない。
結局、表面だけを捉えてしまうことに。
泣いている人が、悲しんでいる
元気そうな人は、回復している
無表情な人は、何も感じていない
という誤解のところへ行くじゃない。
黙って聴いていたら
聴いているのか、そうではないのか
わかりにくい、とも書いてあった。
えー、遺族は、わかると思う。
聴いてくれているか、いないかくらい。
特に遺族は敏感だから。
話を聴くとき相手のテンションに合わせる
というのもある。
相手が怒っていたら、自分も怒る。
相手が悲しんでいたら、自分も悲しむ。
ほんと表面的だ。
それって、フリじゃない。
心理学的にも、ただの同調は望ましくないはず。
心理学と銘打てば説得力を増すのだろう。
まあ、自助活動では、自分も悲しむ(ふり)
などしなくても、
共通体験をとおして通じ合うものがあるから
そうした見せかけのスキルを磨く必要など
ないのだけれど。