本人から聞かなければ分からない気持ち

2025/03/21

16才の、ダウン症の女の子の言葉に

衝撃を受けた。

お母さん、こんなことを尋ねた。

「1本多い染色体を取り除いて

ダウン症じゃなくなるとしたら、

取り除きたいと思う?」

 

そう尋ねたには理由があって、

「ダウン症候群の人の細胞から

過剰な 21 番染色体を除去」という

研究結果が発表されたからだった。

 

女の子はとても愛されており、

毎日楽しそうに過ごしているので

「取り除かなくていい。

このままでいい」と言うだろうと

お母さんは予想していた。

ところが、こう言ったという。

 

「うん、取ってダウン症が治るなら

そうしてほしい」

迷いなく即答だった。

 

お母さんは複雑な気持ちで、理由を尋ねると

「ダウン症じゃなかったら、

もっとたくさんのお友だちと

普通に喋れたり、一緒に遊べたり、

一緒に勉強できたりすると思う。

普通になりたいって思う」

 

あーー言葉を失った。

特に「普通になりたい」の言葉。

そして理由。

ダウン症がどう、ではなく

たくさんの友だちと

いろんなことができていないから。

たくさんの友だちと、

いろんなことができるようになりたいから。

 

お母さんはフリーアナウンサーなので

こうした日常を広く発信されているが

普通は、密室での会話になるだろう。

 

「ダウン症を治す」ことはできないが、

たくさんの友だちと

いろんなことをすることは

かなう道があるように思う。

動かしようのないものについては

それとして。