「そうだなあ」と思える言葉とは
2019/12/15one day at a time のつづき。
私は、この言葉「今を生きよう」に感銘を受け
広く受け入れられてきた言葉だろう、と思い込んでいた。
ところが、一人のアメリカ文化をよく知る人が
いやな言葉だった、と話された。
「まだ起きていないことを」という意味で、
否定的に使うことが多いのだと。
何を言っているの?まだ起きていないことを、となると
日本語の「取り越し苦労」であり、
ぜんぜん違ってくる。
言い方によるのだろうか?
同じ英語でも、オーストラリアとアメリカでは文化が違うのだろうか?
私は英語には詳しくないので、日本語で考えてみた。
私にも経験がある。
「考え過ぎだよ」と言われて、
私が抱えている不安を、受け流された、という以上に
そう思わずにいられないことを、けなされたようにも感じたことがある。
でも、人によっては
「考えすぎだよ」と言われ、安心を得た人だっているだろう。
タイミング、というのもある。
他者の言葉に、すんなりと「そうだなあ」と思えるのは
その言葉が、とても正しいからではなく、往々にして
自分の考えが、そのすぐ近くまで来ているタイミングで言われている。
タイミングが早すぎたら、
いくら正しいことを言われても、受け取ることができず
ずっとあとになって、自ら「こうだ」と思えたことが、
ずっと前に、人から言われた言葉だと気づくことがある。
言葉って、選び方、言い方、言うタイミングがあって
むずかしい。
だからこそ、言う側が、一瞬考えないといけないのが
自分が安心するために言おうとしてるんじゃない?
だと思う。