かなりわかってくれている

2018/09/01

夏休みが終わり、2学期が始まる時
学校に行くのが死ぬほどつらい子がいて、
そういう子に向けたメッセージを、多く目にする。

そんななかで、不登校の子へのお手紙
というものを知った。

クラス全員で書くらしい。
「出ておいでよ」「待ってるよ」など。

書いたことある?と知人に尋ねたら
「ある」と言う。ただし
「形式的に」という言葉が付いた。

形式的?

なるほど。
先生から促され、一斉に、形式的に書く。

私が尋ねた相手は、
心がないわけではなく
もらいたいだろうか?と
この取り組みに、はなはだ懐疑的だったらしい。

つまり
めんどくせーとか思いながら
いやいや書いている手紙が含まれたなら、
もらってもつらいだろう
ということ、だけを言っているのではない。

その手紙に、心がこもっているか、いないか、
だけでなく
内容的に、的外れか、そうではないか
だけでもなく

もらいたいだろうか?だ。

そこを考え、ちゅうちょする。
さらには、
これ以外だと、何がいいのか?
まで考えこんだ同級生が、いるということ。

かなりわかっている子、なんだと思う。
この「かなりわかってくれる」人の存在
姿が見えないところにいて
どう知ることができるだろう…

だから、やっぱり、手紙?

少なくとも
一斉に書く、ではないんだろうな。