それって私の子に聞いたんですか?
2021/08/01お子さんを亡くされたお母さんが、ある本をもらって
よかれと思ってくれた人に、嫌な気持ちになったのは
なぜだったのだろう・・・?
ということを、一緒に考えた。
同様のことを、多くの親が経験すると思う。
本をくれたことは、良かったと思う。
もし人の言葉で考えが切々と語られると、
それは大抵、価値観の押しつけとなり、聴くのしんどく
でも本なら、途中で閉じることもできる。
本は、それ以上、一方的にしゃべらない。
じゃあ、内容だ。
この方がもらった本の内容は、こういうもの。
子どもは、生まれる前に、空から観察をし、
この親にしようと選んで生まれてくる。
この考え方は、障がいを持って生まれた子の親が
よく人から言われたり、自ら考えたりするもの。
その人たちだって、一方的に人から言われたら、嫌だろう。
でも、本当に、不思議なほどみごとに
ほとんどの親御さんが、このように解釈をすすめ
障がい丸ごと、わが子を受け入れていく。
だから、説得力ある言葉として
そのまま汎用される傾向がある。
子どもを亡くした親に対しても。
もちろん、私たちも、子どもに選んでもらえたなら
とても嬉しいし、誇らしいとさえ思う。
けれども、
死も含め、子どもが選んだこと
(だから、いけないことではない)
みたいに言われたら、悲しすぎる。
嫌な気持ちになる。
周囲の人の、
少しでも気持ちを軽くしてあげたい思いから、
いろんなことが生じる。
その1つが
子どもが決めたこと
に帰結させる方法。
ほんまかよ?
私の子に聞いたん??