ディズニーのキャストに学びたいこと
2025/01/22ディズニーランドのキャストさんは
ゲストの夢を壊さないように細心の注意をはらいながら
期待以上のお仕事されているのを感じる。
「してはいけないこと」があること
ネットで知った。
いろいろあるようだが、
そのうち1つは、グリーフケアと共通し
1つは、共通するようで、しないと思った。
「いらっしゃいませ」と言わないらしい。
ディズニーではコミュニケーションを大事にするため
一方向の言葉を使わないようにしているそうだ。
そのため「こんにちは」「こんばんは」と言う。
なるほど、
「こんにちは」には「こんにちは」
「こんばんは」には「こんばんは」と
返すことができ、対話が生まれる。
共通しないと思った1つは
「わかりません」を言わないこと。
質問されたら、必ず回答につとめ
わからなければ、インカムなどを使い
調べてお返事するそうだ。
調べてお返事する、は素晴らしい。
わからないことがダメなのではなく
困っている人を助けるために
どうにかして回答しようと、調べてくれる
そのことこそ有難い。
こうした行動は「ケア」になると感じるが、
グリーフケアでは、
調べても分からないことがある。
どこにも回答が存在しないことがある。
なぜ私の子が?
なぜ私の子だけが?!
という子どもを亡くした親の問いに
回答しなければ!となると、
「神様に愛され過ぎたから」など
私のように親切に思えない場合があるし
どうにか回答しようと思い、
調べてくれた回答だったとしても、
大抵、当事者感覚とずれる。
「わかりません」と言えばいいのだ
とは思わないが
わからないことに直面したときの
もどかしさ
役に立てない申し訳なさ
のような感覚のほうが
「ケア」に近いところにある気がする。
このとき互いに抱く不全感は、
心地はよくはなくても
本物であるように思う。