「ずっと曇りで時々雨がふる」気持ち

2025/04/19

昨日ふれたドラマ、

「しあわせは食べて寝て待て」は

初回を見ていないので

ストーリーがよくわからないが

主人公に共感でき

立場や状況は、ぜんぜん違うのに

かつての自分と重ねていた。

 

似ていると思えることは

私も、主人公と同じように

解消できない問題と向き合ってきた。

彼女は膠原病になり、「体がきつい」。

膠原病のような難病は、

治癒は目指せない。

病とともに生きる道を行く。

 

死別は、疾患でも難病でもないが

解決は目指せない。

つらさも含め

共に生きていく課題?とでもいうか。

 

「体がきついときは

自分をつらい目に合わせた人にまで

優しくできない」

と主人公が言った言葉は、

私も、人に優しくなれない状況に

置かれたりした。

いや、もう乗り越えたわけでなく

これからだって、あるかもしれない。

別に、人からつらい目に合わされたから

じゃなくても。

 

むき出しになりそうな

醜い心を、ぐっとこらえたり、

表面上の平静を保ったりして

どうにか生きていくが

だから、別に病気ではないのに

体も心も、きつくなったりし。

 

そんな心情のことを

ドラマのなかで、いい表現していた。

 

「ずっと曇りで、ときどき雨が降る」

 

太陽が出ていても、

心は晴れることがなかった頃を

想い起して、思った。

曇りは、いいよ。

曇りは過ごしやすい。

ずっと雨じゃないなら、それでいい。