計り知れないご本人とご家族のこと

2025/05/02

陥没した道路にトラックが落ちて

下水管に閉じ込められていた運転手さんが

ようやく家族の元に帰れる日を迎えた。

 

今日から「遺体」という表現になったが、

ずっと「救出」と言われていたことに

こころを感じていた。

 

最初、救助隊に返事をしている

と報じられたから、

運転席に座った状態で

助けられる日をずっと待っている

そんなイメージを持ち続けた。

 

でも一方で

恐怖や絶望に苦しまれたことにも

想像を巡らせる。もしかして、

痛さにも耐えただろうか・・・

 

思い起こされるご家族がおられる。

お子さんが交通事故に遭い

救出が困難だった間中、

お母さんが願い続けたことは、

無事に助かること、は勿論だが、

苦しんでいないこと。

痛い思いだけはしていないことだった。

 

もし、助からないのなら

もう苦しまず、逝ってくれたら

と願ったという。

とても、とても、計り知れない。

いたましい事故に巻き込まれる

ご本人のこと

ご家族の気持ち。