わたしの人生を変えた日の出会い
2025/07/01初めて遺族会なるものに出席した時
親しく盛り上がっている人のなかで
誰とも話せなかった、と書いた。
でも、そんな私のことを
見てくれている人がいた。
帰り道で声かけてくれたのだ。
私が話したことも、よく聞いてくれていた。
その日、参加されていた人は
大きなお子さんを亡くされた方々で
あゆみは極端に小さかった。
そして、闘病が長い方々や
自死で亡くされた方々だった。
あゆみは、突然病気で亡くなっているので
何が起きたか未だに分からない
ということや
だから受け容れようもない
といったことを私は話していた。
1つめのことは、
突然亡くした人の特徴だが
2つ目のことは
突然であろうと、なかろうと
どの親もそうだということを
その会で知ることができ
そういう意味でも行って良かったが
「同じような方と会えませんでしたね」
と言って貰えたこと
心に留めて貰えたことが
この日参加して1番良かったことだった。
さらに、このお母さんは
私を将来にわたって救ってくれた。
それは、「小さないのち」を創る
きっかけをくれたからだ。
「私に手紙を書いて送って」
と言ってくれたとおりに
出会いたい相手に向けて手紙を書き
そのお母さんに送った。
その手紙が、転送を重ねて
出会いたい相手に届いたことは
今でも奇跡だと思っている。
いや、奇跡というのは
人の手で起こすことではないので
あの、人の手を通して出会わせてもらったことは
優しさ、思いやり、善意
そういった、人の心によるものだった。
あの会に行って
一人のお母さんと出逢えたことは
私の人生を変えたと思う。
なのに、その人の住所も名前も
分からなくなってしまったので
お礼が言えないぶん
この会のなかで人に尽くしていこうと思う。